“直訳では意味不明!英語のおもしろ熟語シリーズ④ – 「Beat around the bush」”

英熟語

みなさん、こんにちは!お待たせしました!英語のおもしろくて不思議な熟語を紹介するシリーズ第4弾です!今回は、「Beat around the bush」という熟語を取り上げてみましょう。

さて、まず直訳してみると、「茂みの周りを打つ」というような意味になるんですよね。えっ?!これまた何のことかさっぱりですね!でもご安心ください、実際の意味はもっと興味深いですよ!

この熟語は、「遠回しに言う」や「遠回しに話す」という意味を持っています。例えば、重要なことを直接的に言わずに、遠回しにぼかして伝えるような言い回しや話し方を指して使われます。要するに、核心を避けて曖昧な言葉で話すことを指すんですね。

ではなぜ「茂みの周りを打つ」なんて表現が遠回しに話すことと関連しているのでしょうか?由来にはいくつか説がありますが、一つは狩猟に由来すると言われています。昔の狩猟の際、狩人たちは茂みや低い木の周りを打って動物を追い出すことがありました。それにより、動物が茂みから飛び出してきたり、逃げ出すことがあったのですが、直接的に茂みに入って動物を追い立てることは危険でした。そこで、遠回しに打つことで安全に動物を追い出すことができたという経験が、「Beat around the bush」という表現につながったのかもしれませんね。

さて、実際の用例を見てみましょう。

【用例1】

A: “Can you please give me a straight answer about the budget for this project?”

訳:このプロジェクトの予算について、はっきりとした回答を頂けますか?

B: “Well, I don’t want to beat around the bush, but the budget is quite limited at the moment, and we might need to explore cost-cutting measures.”

訳:もちろん、遠回りせずに言いますが、現在予算がかなり限られており、コスト削減策を検討する必要があるかもしれません。

A: “Did you break the vase in the living room?”

訳:あなたがリビングルームの花瓶を割ったの?

B:”Alright, I won’t beat around the bush. Yes, I accidentally knocked it over, but I’m going to replace it.”

訳:わかりました、言い訳するつもりはないです。うっかり倒してしまいましたが、すぐに新しいものに取り替えます。

こんな感じです!「Beat around the bush」という熟語は、直接的に言わずに遠回しに話す態度を表現しています。他にも面白くて意味深な熟語がたくさんあるので、次回もお楽しみに!それでは、次回の記事でお会いしましょう!さようなら!

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